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介護職を離れたいと思ったときに参考にする4つのこと!
2019/05/10
介護職を離れたいと思ったときに参考にする4つのこと!
仕事がきつい、給料が安い、人間関係がつらい…。
介護職の離職率は、一般的なサラリーマンと比べるととても高いという現状があります。
介護職を離れたいと思い、実際に退職した人の中では、また介護職として働くことに不安を感じ、あらたな業界で働くことに挑戦しようとする人もいます。
しかし、介護職経験者は、資格を取得することや、体制の整った好条件の職場を見つけることで、給料や勤務体系といった問題を簡単に解決することができる職種でもあります。
そこで今回は、介護職での転職を成功させた人の例を参考に、介護職を離れたいと思った時に参考にするべき4つのことを紹介させて頂きたいと思います。
1.介護職の主な退職理由は5つ
厚生労働省や介護労働安定センターが発表している介護職の主な退職理由は下記の5つになります。
・給料が低い
・人間関係に問題がある
・一人が抱える仕事量が多い
・休暇の取得ができない
・身体上の理由(腰痛など)
介護職の平均年収は、国の調査によると約340万円とされており、全業界での平均年収約420万円より低い状況です。
そのため、肉体労働が多く仕事がつらい割に「給料が低い」という点で退職を考える人が多くいます。
また、高齢化が進む現代社会の影響として、介護業界全体が、慢性的な人員不足であり、「一人が抱える仕事量が多い」「休暇取得困難」「ストレスから職場環境の悪化」といった問題が起こっています。
「身体上の理由」は、腰痛がトツプであり、これもやはり人手不足から、本来は複数名で行うはずの認知症患者のケアや入浴介助を一人で行わせる施設で多く発生しています。
これらの問題は、介護職の職場ではどこでも起こりうる問題とも思えます。
しかし、転職成功者が選ぶような優良な職場では、数年以上前から教育体制の整備や手当、休暇制度が見直されてきているため、職員が安心して長期的に働ける環境がすでに整えられています。
そのため、今あなたがいる職場が、特に「一人が抱える仕事量が多い」「休暇取得困難」といった問題を長年抱えており、退職者も多い職場である場合には、いわゆるブラック施設である可能性が高く、退職を考える必要がある基準に達しているとも言えます。
2.介護職を退職した後の転職先とは
介護職を退職した後の転職先は、介護職の経験を活かすことのできる病院や施設だけでなく一般の企業でも働くことができます。
特に、介護職を経験した人は、コミュニケーション能力や、膨大な業務量を自分でコントロールし計画的に実施するといった一般企業でも十分に活かすことができる能力が身についているため、多方面で活躍することができます。
しかし一般的に、異業種への転職は20代までと言われているので、30代以上になると内定率は下がってくる傾向があります。
また、未経験の職種への転職は、給与面が下がってしまう場合もあるので注意が必要です。
介護職での転職の場合には、病院、特養、優良老人ホーム、老健、ケアハウス、デイサービスセンターといった同じ介護職でも様々な職場があります。
学校で資格を取得した人は実習で様々な施設を経験したことがあるため、ご存じかもしれませんが、介護職が任される仕事内容は、働き先によってかなり変化します。
例えば、特養などの入所で働く場合、認知症が進み要介護度の高い人のケアをメインに行います。
日々のケアでは、清拭や体位変換などの肉体労働だけでなく、経管栄養、痰の吸引、導尿などリスクの高い仕事を任されるようになり、精神的にも負担がかかる仕事をする必要があります。
しかし、通所と呼ばれるデイサービスの職場では、身体機能の維持を目標としケアを行うため、入浴介助や食事介助はありますが、塗り絵や運動などのレクリエーションの企画などの仕事もあり、比較的精神的に負担が少ない仕事もすることができます。
介護職の有効求人倍率は約5倍と言われているので、転職活動を始めればすぐに実感できますが、介護職経験者は転職市場で引く手あまたの状態です。
次の項でも紹介しますが、自分が今回の転職で叶えたいこと、職場の今の状況などをじっくり調べ、数多くの求人の中から自分にとって一番好条件の職場を探すようにすることをおすすめします。
3.介護職で好条件の職場を探すために必要なこと4つ
介護職で好条件の職場を探すためには、下記の4つを行う必要があります。
・より多くの求人を比較し、条件面だけでなく将来的にキャリアアップできる職場を探す
・ネット上に書かれている口コミを調べる
・職場見学をする
・介護職専門の転職エージェントを利用する
介護職の求人は多数ありますが、求人を探す時には、給与や勤務体系だけに注目するのではなく、その職場で長期的に働くメリットについても考えて探す必要があります。
介護職の場合、「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」「介護福祉士」「ケアマネージャー」といった資格を取得することで、キャリアアップをすることができます。
特に、実務経験が3年~5年以上必要になる介護福祉士や、ケアマネージャーの資格を取得していると給与面のアップはもちろん仕事の幅も広げることができます。
次に、ネット上に書かれている口コミのチェックですが、ネット上に書かれている口コミは、極端なものもありますが、ある程度の規模の施設であれば口コミ数も多く信頼することができます。
特に、要介護者の人数や休暇取得に関して求人内容と違った状況であったなどの口コミがある場合には要注意であり、職場見学を積極的にすることをおすすめします。
職場見学を行うことで、中で働く人達の雰囲気を知ることができ、その職場が法律に基づいた適切な人数配置をしているかも自分の目で確かめることができます。
特に人間関係での不安を感じている人は、応募前に職場見学の申し出をすることをおすすめします。
そして最後に、介護職専門の転職エージェントを利用することですが、これは介護職で転職をする時に最も効率良く好条件の転職先を探す方法です。
実際に、転職成功者の多くが介護職専門の転職エージェントを利用して転職をしています。
働きながらの転職活動で自分一人の力で収集できる情報には限界があります。介護職の転職エージェントを利用すると、その職場で働く人達からの口コミ情報を一括で得ることができ、また求人もそれらの評価を基に検索することで、効率的に転職活動を進めることができます。
4.介護職を退職するベストなタイミングはいつ
一般的な業界での退職のタイミングは、年度末や、転職活動を始めてから3か月~6か月以内の月末やボーナス支給後が人気の退職のタイミングです。
しかし、介護職経験者が転職をする場合は、資格取得の関係でも退職のタイミングを考える必要があります。
介護職で、実務経験が考慮される資格には、介護福祉士、ケアマネージャーなどがあります。
今は、介護職をとにかく辞めたいと考えていて、他の業界に進むとしても、介護職は経験があればいつでも復職できる職種のため、将来的なことを考えても実務年数を良く考えて退職のタイミングを決めることをおすすめします。
5.まとめ
介護職を離れたいと考えた時には、今回紹介したように今の職場の状況、介護職経験者達の転職先、好条件求人の探し方、退職のタイミングを参考にすることで、自分のこれまでの経験を活かした転職に成功することができます。
介護職は、高齢化が進む日本での需要はとても高く、人材確保のために必死に職場環境の改善を行っている施設が多くあります。
以前までは介護職=給料が安いというイメージがありましたが、国の政策もあって、特に資格取得者への待遇はかなり改善されてきています。
今の職場で今後も働き続けることに不安を感じている人は今日紹介した記事を参考に、自分にあった職場探しをしてみてはいかがでしょうか。
求人数がとても多い今であれば、転職先の探し方の工夫次第で、きっとあなたが満足する求人を見つけることができます!