介護職、条件で選ぶ施設形態選び、あなたに向いている職場は?

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介護職、条件で選ぶ施設形態選び、あなたに向いている職場は?

2019/05/24

介護職、条件で選ぶ施設形態選び、あなたに向いている職場は?

 介護職といっても、働く施設形態は様々な種類があり、施設形態によって利用者さんの特徴が大きく変わってきます。あなたがどのような介護をしたいのか、どのような方にサービスを提供したいのか、まずは考えをまとめてみましょう。

 それによって、転職(就職)時の面接での返答の仕方も変わってきますし、実際に働く際には、自分の想いとのギャップに苦しむリスクは少なくなります。

 

介護職の施設形態はどのようなものがあるか知っていますか?

 まず、介護職が雇用される際の施設形態はどのようなものがあるかを考えてみましょう。おおまかに分けると、「高齢者」、「障がい者」、「児童」といった具合になります。

 この3つの種別を細かく分けていくと、介護職の施設形態は非常に多くの数になります。ここでは、介護職の施設形態をひとつひとつ分けていくことは避けますが、それだけ介護職の仕事は細分化されていて、その施設形態に合った介護職の重要性があるということです。

 言い換えれば、介護職として自分のしたい介護(仕事)をするのであれば、施設形態を絞っておくことが仕事を長く充実させることができる近道なのです。つまり、介護職の施設形態を選ぶことは自分のキャリアをステップアップさせる「準備期間」といえるでしょう。

 あなたは、どんな年代のどんな利用者さんに、どんなサービスを提供したいですか?

 是非、転職(就職)をする前に、十分に時間を取って考えてみてください。

 

介護職施設形態を挙げてみましょう。

 ここでは、高齢者施設に絞って施設形態を挙げていきましょう。

 代表的な施設の種類だけを挙げていくと以下のような形になります。

  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設
  • 有料老人ホーム(介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホーム)
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
  • 軽費老人ホーム(ケアハウス)
  • 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
  • 小規模多機能型居宅介護
  • 通所介護・通所リハビリテーション(デイサービス・デイケア)

 

 このような施設形態があり、その中での介護職の職務内容、役割は多様です。

 では、上記の挙げたような施設(施設形態)の特徴が言えるでしょうか?それぞれの施設形態の特徴を的確に挙げるのはなかなか難しいものです。

 

施設形態の特徴が説明できますか?

前節では介護職が働く施設形態を挙げていきました。

ここで、考えてみてください。採用時や就業中に的確に答えられる方とそうでない方では評価がかなり変わってくるとは思いませんか?

少なくとも、採用されたら、あなたはお客様と向き合います。そのお客様は、利用者さん本人、その利用者さんのご家族、入居希望者さんとそのご家族、施設の近隣住民、介護関係者、取引先、行政関係者など多くの方が対象です。この方々があなたの働く施設の出入りをします。そのときに、施設形態の特徴を的確に答えられなければ、お客様はどう感じるでしょうか。あなたがお客様の立場に立って考えてほしいと思います。

ここで、私の経験を少しお話しさせてください。

入居希望のご本人とそのご家族が施設(有料老人ホーム)を見学に来られた時のことです。私や生活相談員が不在の際でした。そのときには、施設の介護職の女性(40歳代)が案内をしてくれました。その説明の現場にいなかったので、詳細は分からない部分がありますが、結果としてはこの入居希望だった方はご入居しませんでした。

その理由はなんだったのでしょうか?

介護職の女性と見学時のことを振り返っていると、ある点に気付きました。

その女性は一生懸命案内をしましたし、その介護職の女性は、普段の職務内容も全く問題ありません。むしろ現場では信頼できる方でした。では、原因はなんだったのでしょうか。それは、「施設形態を的確に説明できなかったから」です。

入居希望者さんは、施設見学すればその施設の雰囲気はわかります。でも、施設形態や概要は、見ただけではわからないのです。それを説明することが的確にできるかどうかが命運を分けたケースでした。

 施設形態によって説明する内容は変わってきますが、あなたが介護職として働いたときに、的確に説明ができる方が良いのか、そうでない方がいいのかは明確に理解できたのではないでしょうか。

 

施設形態の特徴ごとに向いている人柄は?

 働く場所によって、「合う」、「合わない」があります。これは、介護職に限ってのことではありません。ただ、介護職の場合は施設ごとの特徴がありますから、それぞれの施設形態によって「合う」のかどうかが分かれてきます。

 では、どの施設形態がどのような方に合っているのかを少し考えてみましょう。

 残念ですが、ここですべての施設を網羅して、合うかどうかを考えていくことは難しいですが、「有料老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」の2つの施設形態を挙げて、どんな方が合っているのかを考えてみましょう。

有料老人ホーム

 「有料老人ホーム」といっても、3種類の施設形態があります。

 ここでは「介護付有料老人ホーム」に合う方がどういった方か考えてみます。

 この施設形態は、包括的な介護サービスを提供する形になります。ある程度資産があり、現役のときの年収レベルは中流~上流であった方がご入居されているケースが多いです。年齢はおおむね65歳以上で、介護度は要支援の方も要介護度5の方まで幅広く入居されています。

 民間企業が運営主体のケースが大多数で、給与面や教育制度を整えているところが多くあります。要するに、その運営主体の給与体系や教育制度に合わせるので、一般企業に考え方は近いところが主流になりつつあります。以前の福祉業界にはなかった、スキルやサービス面での教育を受けることができると考えられるので、人間的にも企業内でもスキルアップは可能です。

 つまり、簡単にいえば「営業的なセンスがある方」や「運営や経営面に興味のある方」、「出世したい方」は十分に力を発揮できるでしょう。また、ある程度の地位で働いてきた方やそのご家族に接する機会がほとんどなので、言葉遣いは丁寧にする必要があります。第一印象も重要になってきます。髪型や髪色、服装にも気を付けることができる方がこの施設形態には合っているでしょう。

 入居者さんやそのご家族に対して、「お客様」として扱うことができ、「気遣い」をすることができる方は、介護職としてだけでなく、その運営する企業内でも間違いなく成功できる施設形態です。

 次に、特別養護老人ホームで働く場合に合っているのはどんな方かを考えていきます。

特別養護老人ホーム

 この施設形態は、常に介護を必要とする方が入居されているので、介護職の人数は他の施設形態よりも多く配置されています。入居者さんは献身的な介護を必要とし、人生最期の場所になる可能性が高いので、非常にやりがいはありますし、介護職として自分の人生を考えるきっかけとなる可能性を秘めた施設形態といっていいでしょう。

言い方は間違っているかもしれませんが、コミュニケーションを図ることは困難な方が多いため、画一的なルーティンワークになる場合が多いです。そのため、「目の前の仕事をとにかく集中してこなせる方」や「介護技術を磨きたい方」、「緊急の対応力をつけていきたい方」は十分に活躍できる施設形態です。

介護職として身体的な負担は多くなる施設形態ではありますが、介護職として、基本となる考えや技術を学ぶことができます。介護の在り方を学び、介護職としてステップアップができる環境でしょう。

 

施設形態を勉強して、介護職としてステップアップしよう

 すべての施設形態に合う方を挙げていくことはできませんでしたが、施設形態を学んでおく必要があることは理解できたのではないでしょうか。

 自分の働く施設形態を説明できないということは、自分の会社の商品を全く知らないことと一緒です。

 自分が働いている会社の商品を知らない方がステップアップするのは難しいでしょう。

 まずは、施設形態はどのようなものがあるのか、それの特徴はどのようなものかを勉強して、自分の性格や今後していきたいことを突き合わせて、あなたが介護職としてステップアップをしていけることを願っています。

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