介護職「退職理由、人間関係で辞めました」って面接で大丈夫?

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介護職「退職理由、人間関係で辞めました」って面接で大丈夫?

2019/07/05

介護職を退職する理由として、給料や体力面だけでなく、人間関係が原因という介護職員も多くいます。

 

介護職の仕事は、利用者さんだけでなくその家族や同じ職場の介護職員、そして医師や看護師など様々な人と連携しながら仕事をする必要があります。

 

そのため、様々な場面で人間関係に問題を抱えてしまう介護職員が多く、人間関係が原因で転職を考える人もいます。

 

しかし、介護職の面接では、素直に人間関係で退職したことを伝えてしまうとマイナス評価を受けてしまう場合があり、面接での答え方にはいくつかのポイントがあります。

 

そこで、今回は介護職の面接で退職理由に人間関係をあげることのデメリットや、面接での答え方のポイントについて紹介したいと思います。

 

介護職の面接では人間性が重視される

介護職は、利用者さんの生活に必要となる介護をするだけでなく、利用者さんの暮らし全体の支援をする役割があります。

 

利用者さんの暮らしを把握するためには、経済状況や家族関係など利用者さんの生活に関わる幅広い情報を知り、アセスメントする必要があります。

 

利用者さんの生活に密に関わる介護職員は、誠実で倫理観が高く、人間関係を良好に築ける人間である必要があります。

 

これらのことから、介護職の面接では、スキル面だけでなく人間性が重視されるようになっているのです。

 

介護職の面接で人間関係トラブルをあげると選考落ちの可能性が高くなる

 人間性が重要される介護職の面接では、退職理由に人間関係をあげると選考落ちしやすくなるという傾向があります。

 介護職の仕事は利用者さんやその家族だけでなく医師や看護師、栄養士、薬剤師など様々なメンバーと多職種連携し利用者さんの介護にあたる必要があります。

 

そのため、自分と違う職種の人とも連携を取ることができる高いコミュニケーション能力や、人間関係を良好に保ち仕事を円滑に進める調整力が必要な職業でもあります。

 

さらに、高齢化が進む現在の日本では、できる限り自分の自宅で生活をしたいと望む高齢者が増え、訪問介護の需要が急激に増加しています。

 

訪問介護では、連携する職種がさらに増え、また家族の協力も絶対的に必要となるため、より多くの人に協力を得るための信頼関係を築く力も必要になります。

 

このように介護職の仕事は、自分とは違う専門性や価値観を持つ人達と関わりながら仕事をする中で人間関係を築いていく必要があり、様々な力が求められる職種になります。

 

そのため、人間関係トラブルを起こす人や人間関係で仕事を辞めてしまった人は、介護の面接ではマイナス評価となり、選考落ちする可能性も高くなってしまうのです。

 

介護職の面接で答えてはいけない人間関係トラブルの例

 前の項で、介護職の面接では人間性が問われることや人間関係で辞めたことを伝えるとマイナス評価になることを紹介しました。

 

ここでは、実際に介護職の面接で特に答えてはいけない人間関係トラブルについて紹介したいと思います。

 

介護職の面接で特に答えてはいけない人間関係トラブルは、下記2点のような例です。

 

・利用者さんや家族との人間関係トラブル

・上司や特定の同僚との人間関係トラブル

 

当たり前ですが、利用者さんやその家族とトラブルを起こしてしまった人は、企業側も採用したいとは思いません。

 

また、上司や特定の同僚とのトラブルがあった場合に、その個人が特定されるような退職理由を採用側に伝えるのも大きなマイナスポイントになります。

 介護職で働く人が人間関係トラブルを抱えやすいことは良く知られています。

 

しかし、例え自分に非がない場合でも、お客さんである利用者さんやその家族とのトラブルを起こすことや、特定の個人を退職理由にして面接を受けることは避けるべきです。

 

介護職の面接でこのような回答をしてしまうと、人間性だけでなく社会人としての常識にも欠けていると判断されてしまい選考落ちする可能性も高くなります。

 

介護職の面接でマイナス評価を受けないための工夫

これまで、面接では人間関係トラブルについて話すのは避けた方が良いと話しましたが、介護職の面接では、自分から言わなくても人間関係について質問がある場合があります。

 

その時には、以下のポイントに注意して回答することをおすすめします。

 

1.特定の個人とのトラブルは語らない

2.自分なりに努力した点や改善する方法についても言及する

 

一つずつ解説したいと思います。

 

1.特定の個人とのトラブルは語らない

前項でも伝えましたが、介護職の面接では特定の個人とのトラブルについては語ってはいけません。

 

社会人には守秘義務があり、個人情報を扱う機会の多い介護職は面接の場でも特に厳しくチェックされています。

 

そのため、面接という職場の関係者以外の人がいる場で、社内で起こった個人間のトラブルを伝えることはしてはいけません。

 

また、利用者さんやその家族ついて語ってしまうと、採用側の企業からコンプライアンス違反をする人間であると評価され選考落ちする可能性はかなり高くなります。

 

人間関係についての質問があった場合には、例え個人間でのトラブルがあったとしても、詳細は伝えず、職場環境としてどうだったかについて回答するようにしましょう。

 

2.自分なりに努力した点や改善する方法についても言及する

介護職の面接で、職場での人間関係が良好でなかったことを伝える場合には、その環境の中で、自分なりに努力した点や自分が考える改善方法についても話す必要があります。

 

例えば、職場環境が人手不足で打ち合わせの時間を取れない状態だった場合には、職場でのコミュニケーションの時間が少ないことが原因で人間関係が良好でない可能性があります。

 

このような状況の場合、自分から積極的にコミュニケーションを取ろうと意識することや仕事上での誤解が生じないよう、確認を徹底する体制づくりをする必要があります。

 

介護職として働いていると、どうしても他のメンバーとの連携が必要になるため、気づかない所でこのような工夫を自然としている可能性があります。

 

自分の職場の人間関係が良好でない場合には、自分が普段どのような工夫をして仕事上に影響が出ないようにしているかを一度考えてみることをおすすめします。

 

そして、面接では自分の努力している点と今後さらに人間関係が良好な職場にするために改善する方法についても回答に含むようにすれば、マイナス評価を受けにくくなります。

 

介護職の面接では、人間関係については答え方を工夫する必要がある

利用者さんの生活上に必要となる支援を行う介護職員は、人間関係トラブルに巻き込まれやすい職種でもあります。

 

また、慢性的な人手不足から職場全体の人間関係が悪化している場合もあり、自分1人では解決できない状況のケースも多くあります。

 

そのような状況の場合には、自分の今後も考えて転職を考える人がいますが、介護職の面接で退職理由として人間関係をあげることはマイナス評価を受けやすくなります。

 

例え人間関係トラブルがあった場合にも個人間でのトラブルについてや、自分よがりの不満を面接の退職理由で伝えることは、自分の評価を下げてしまいます。

 

今回紹介したように、人間関係を伝える場合には、個人間ではなく職場全体の人間関係について回答するようにし、自分の努力や改善方法についても言及することをおすすめします。

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